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第399回九州・沖縄スライドコンファレンス抄録

日時
2024年05月18日（土） 13:00~
開催方法
会場開催
会場名
九州大学病院地区（臨床大講堂）
会場住所
福岡市東区馬出３−１−１
世話人
  • 九州大学 形態機能病理学 小田 義直 教授
  • 九州大学 構造病態病理学分野 相島 慎一 教授
参加費
500円

演題募集について

パソコンによるプレゼンテーションについて

・発表スライドはPowerPoint （Windows）でご準備ください。
・発表スライドには演題番号、演者、作成したＯＳとPowerPointのバージョンを明記の上、ＵＳＢメモリーやCD-R等に入れて郵送いただくか、データ便等のファイル送信サービス等を使ってお送りください。
郵送された使用メディアは当日、会場受付で返却いたします。
＜郵送先＞
宛先：〒812-8582 福岡市東区馬出3-1-1
九州大学大学院医学研究院　形態機能病理学
担当：立石悠基
E-mail: tateishi.yuki.828@m.kyushu-u.ac.jp
プレゼンテーション受付締切： 5月14日（火）17時00分

診断投票宛先

事務局が準備した回答フォームを用いたWeb投票
締切日　5月14日（火）10時
※世話人へのFAXやメールによる投票は行いませんのでご注意ください
※病理専門医の一人一票になっています

お知らせ

お知らせ

■演題募集について
今回の演題締切は2024年3月22日（金）です。
　通常より1週間前倒しとなっていますので、ご注意ください。
　スラコンの標本は 47枚 に変更になっています。

■世話人会および九州沖縄支部総会の開催のご案内
世話人会　10：30～11：30
九州沖縄支部総会　スライドコンファレンス時間内にて

■ランチョンセミナーについて
共催：ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社
時間：12:00～13:00
座長（予定）：二村　聡　先生（福大筑紫病院）
演者：河内　洋　先生（がん研有明病院）
講演内容（予定）：CLDN18に関する診断についての最新情報

■懇親会について
世話人主催の懇親会の開催はありません。
＊若手病理医の会の懇親会が予定されておりますので、関係者はそちらの案内をご確認ください。

■託児について
世話人会・スライドコンファレンスの時間帯に合わせて託児所を準備いたします。
子育て中の病理医の皆さんにはご利用していただきたいと思います。
詳細は以下のとおりです。

委託会社：株式会社テノ.コーポレーション（0120-8000-29）
（福岡県医師会契約会社/全国ベビーシッター協会正会員）
対象：生後6カ月〜12歳の乳幼児、児童
日時：5月18日（土）　10：00−18：00の間を委託
場所：受付にてご案内いたします
利用料：無料
当日担当：九州大学大学院医学研究院　形態機能病理学　大石　智恵美

【申し込み方法】
2月13日の事務局からのメール添付で利用規約及び同意書・申込書、連絡票を配布しました。
同意書・申込書と連絡票に記入のうえ、メールに添付、あるいはFaxにて、テノ. コーポレーションへ直接申し込んでください。
申し込み先：E-mail: info@teno-corporation.co.jp
FAX：092-263-8335
＊申し込み締め切り：5月3日（金）18：00まで

託児室に関するご質問・ご連絡先
株式会社テノ.コーポレーション（担当：松尾）
TEL : 092-263-8040　FAX：092-263-8335
E-mail: kazuhisa.matsuo@teno-.corporationco.jp
URL：https://www.teno.co.jp

■次回スライドカンファレンス開催のお知らせ
第400回　2024年7月6日　現地開催（webでの視聴も準備予定）
熊本総合病院　病理診断科　部長　猪山　賢一　先生
副部長　大園　一隆　先生
400回記念特別企画・第97回九州病理集談会

■交通アクセス・駐車場・地図

会場
住所　〒812-8582 福岡市東区馬出３丁目１番１号
　
九州大学病院地区(臨床大講堂)
講義棟・ウエストウイング棟1階出入口から入られ、建物4階にお越しください。

＊詳細は九州大学病院HPの交通アクセスでご確認ください。
　https://www.hosp.kyushu-u.ac.jp/access/

【福岡空港からお越しの場合】
地下鉄箱崎線「馬出九大病院前」下車　徒歩8分
福岡空港から13分（中洲川端駅乗り換え）

【天神からお越しの場合】
地下鉄箱崎線「馬出九大病院前」下車　徒歩8分

【JR博多からお越しの場合】
地下鉄箱崎線「馬出九大病院前」下車　徒歩8分
博多駅から10分（中洲川端駅乗り換え）

【JR吉塚駅を利用の場合】
ＪＲ「吉塚駅」下車 徒歩15分／タクシー5分

【西鉄バスを利用の場合】
・西鉄バス「県庁前」下車 徒歩 4分
・西鉄バス「警察本部前・九大病院入口」下車　徒歩 3分
博多駅から約15分（系統番号 9・10・29）
天神から約15分（行先番号 1・12・13・51・52・71・77・78など）

【タクシーを利用の場合】
福岡空港から約15分
ＪＲ博多駅から約15分
ＪＲ吉塚駅から約 5分
西鉄福岡（天神）駅から約15分

【駐車場のご案内】
P2、P3（正門より入庫）：　60分100円、以後30分毎100円

地図

地図1

キャンパス地図

MAP

臨床大講堂
講義棟・ウエストウイング棟1階出入口から入られ、建物4階にお越しください。

  • 399-01耳下腺腫瘍70代女性
    田崎貴嗣/鹿児島大学病理学分野

    約15年前から右耳下部に腫瘤を自覚していた。造影MRIで右耳下腺浅葉に67x51x55 mmの境界明瞭な腫瘤を認め、不均一で漸増性の造影増強効果が見られた。多形腺腫の臨床診断で、腫瘍摘出術が行われた。腫瘍は被膜を有し、境界明瞭であり、割面は黄白色調を呈していた。配布標本は最大割面から作成した標本の1つである。

  • 399-02甲状腺腫瘍（バーチャル）21女性
    松岡優毅/長崎大学原研病理

    ３年前に健診で甲状腺腫瘤を指摘され前医受診。前医細胞診では鑑別困難の診断で経過観察となっていた。今回、サイズ増大を認め当院紹介受診。家族歴はなく、血液検査では、TSH、FT4、FT3、抗Tg抗体、抗TPO抗体、Tgはいずれも正常範囲内。甲状腺左葉に31mm大の境界明瞭な結節が確認され、左葉切除術が施行された。今回、代表的１切片を提示する。

  • 399-03大腸腫瘍（バーチャル）71女性
    望月一貴-松岡優毅/長崎大学原研病理

    便潜血陽性の精査目的で前医受診。下部消化管内視鏡検査で上行結腸肝彎曲部に15mm大の0-Ⅱa+Ⅱc様病変を認めた。生検でadenocarcinoma(por)の診断となり、手術目的で紹介受診された。造影CTでは明らかなリンパ節転移や遠隔転移は認めず、cT2N0M0 cStageⅠの術前診断で、腹腔鏡下右半結腸切除術＋D3郭清が施行された。今回、提示した標本はその代表切片である。

  • 399-04肝生検 (バーチャル)30女性
    秋山優里-三原勇太郎/九州大学病院形態機能病理学-久留米大学医学部病理学講座

    A 30-year-old woman presented with grayish-white stools at the age of 1 year. However, biliary atresia was not detected by exploratory laparotomy or cholangiography. Thereafter, she had no subjective symptoms. During her pregnancy (6 months before), a blood test revealed mildly elevated hepatobiliary enzymes and bilirubin levels. After the delivery (5 months before), a liver biopsy was performed due to the worsening liver function. She was referred to our hospital and two liver biopsies were carried out here (4 months before and now). The presented H&E slide is the second one. There are no special notes in her medication history.

  • 399-05精巣腫瘍60代男性
    橋口真理子/佐賀大学病因病態科学講座

    手術の4か月前頃から左陰嚢の腫大を自覚し、徐々に増大してきたため受診。精査目的に行われたMRI検査では、左精巣に39×33×31㎜の分葉状で、多房性嚢胞性の腫瘤を認めた。内部にはT2強調像で低信号、造影後に強く増強される充実部分を認めた。血液検査では、AFP、HCGはいずれも基準値内であった。胚細胞性腫瘍や精母細胞性腫瘍が疑われ、左高位精巣摘除術が施行された。配布した標本は腫瘍の代表的な割面です。

  • 399-06皮膚腫瘍（バーチャル）30代女性
    横尾貴保/熊本赤十字病院　病理診断科

    特記すべき既往歴はない。1年前より鼻背部正中に結節を自覚し、徐々に増大傾向であった。毛包炎として治療されるも著変なく、腫瘍性病変が疑われ当院を受診した。発赤した隆起性結節で、皮下において 5 x 4 mm 大の低エコー病変が認められた。全体が切除され、病理へ提出された。標本は最大割面で半割し作製したものです。

  • 399-07眼窩内腫瘍73男性
    木脇拓道/宮崎大学　腫瘍形態病態学

    36 年前に左眼窩内腫瘍摘出術が行われ，当時 Neurofibroma と診断された（第 177 回スラコン演題 30，再作製した標本をバーチャルスライド②として提示）．半年ほど前から左眼球突出を自覚し，精査のため行われた MRI で眼窩内側～上眼瞼付近に約 20 mm 大の多房性腫瘤が認められた．精査加療目的に当院紹介され，生検が行われた．配布標本はその生検検体である．

  • 399-08頭蓋内腫瘍60代男性
    垰本僚太/福岡大学医学部病理学講座

    頭部打撲を契機に偶発的に前頭蓋底部に腫瘍性病変を指摘された。頭部MRIで前頭蓋底部に嚢胞成分を伴う腫瘍性病変を認め、Gd造影で内部は不均一に増強された。腫瘍内には一部出血性変化を認めた。腫瘍の下方は右嗅裂まで連続しているように見えた。鼻腔ファイバーでは粘膜病変は認めなかった。同病変に対し、開頭腫瘍摘出術が施行された。#1は腫瘍部分、#2は嚢胞壁の切片です。