第373回九州・沖縄スライドコンファレンス抄録
- 済生会熊本病院 中央検査部病理診断科 神尾 多喜浩
演題募集について
パソコンによるプレゼンテーションについて
・発表スライドは,PowerPoint (Windows)でご準備ください.
・発表スライドには演題番号,演者,作成したOSとPowerPointのバージョンを明記の上,USBメモリーを郵送ください.USBメモリーは当日,会場受付で返却いたします.今回は締切日が通常より早めですので,ご注意ください.
・締切を厳守の上,締切後のスライド修正は極力ご遠慮いただきますようお願い致します.
また,当日はセキュリティーの関係上,スライド変更ができません.
<郵送先>
〒861-4193
熊本市南区近見5−3−1
済生会熊本病院中央検査部病理
担当:松岡 拓也
E-mail:takuya-matsuoka@saiseikaikumamoto.jp
プレゼンテーション受付締切:2020年1月6日(月)17時00分
診断投票宛先
・投票用紙の受付を電子メールで受けつけています.ただし,当日の受付は致しません.
今回は締切日が通常より早めですので,ご注意ください.
・当日は,顕微鏡を1台準備いたします.
済生会熊本病院中央検査部病理
担当:杉谷 拓海
E-mail:takumi-sugitani@saiseikaikumamoto.jp
受付締切:2020年1月6日(月)17時00分
お知らせ
お知らせ
※ 本スラコンの標本送付枚数は51枚です
※ 当日は学術講演が開催されます
演題:「皮膚病理」(演題未定)
講演者: 埼玉医科大学国際医療センター病理診断科 新井 栄一 教授
■交通アクセス
【JRをご利用の場合】
JR熊本駅下車(白川口へ) → 熊本都市バス(行き先:済生会病院[西3→S3-1])→済生会病院下車
〈所要時間:14分 料金:260円〉
タクシー(熊本駅〜済生熊本病院):所要時間14分 料金1,500円程度
【高速バスをご利用の場合】
桜町バスターミナル下車 → 1階:2番熊本バス(大学病院 流通団地 八王子 方面)→済生会病院下車
〈所要時間:18分 料金:320円〉
タクシー(桜町バスターミナル〜済生会熊本病院):所要時間16分 料金1,600円程度
【車でお越しの場合】
高速道路を御船インターで降りられた方がよいです(熊本インター,益城インターもありますが,途中が混雑しています)
*御船インター下車後右折⇒約2.5km走行後5つ目の信号機で熊本市内方面の標識あり,そこを右折⇒2.5km走行⇒橋(加勢川)を越えて,約2.5km走行⇒国道57号線の大きい交差点(田井島交差点)に出る⇒交差点を左折(宇土,松橋方面の標識へ)⇒約2.5km走行すると右側に中古車販売店(ミツワ,スズキ)がある⇒そこの信号機を右折すると済生会熊本病院です.
■駐車場のご案内
・病院手前の済生会熊本病院一般駐車場をご利用ください.
・駐車場入り口の遮断機でカードを受け取り,スラコン会場での受付の際,「駐車場を使用しています」と,受付にお伝えください.駐車場サービス券(駐車料金は無料となります)をお渡しします.
■会場案内
・会場は済生会熊本病院外来がん治療センター4階コンベンションホール
・ご来場の際は済生会熊本病院外来がん治療センター玄関からお入りください.
奥のエレベーターで4階までお上がりください.
・敷地内は全館禁煙です.
■昼食のご案内
・病院内にもレストランCLAVELがございます.
・病院周辺にはレストラン,食堂関係が少ないですので,最寄りの場所で食事を済まされてください.
■懇親会のご案内
・スラコン終了後に懇親会を準備しています.18時開始の予定です.
・準備の都合上,12月27日(金)まで下記の担当者までお申し込みください.多くの先生方のご参加をお待ちしています.
・今回は締切日が通常より早めですので,ご注意ください.なお,1月10日(金)まではキャンセルが可能です.
場所:然や(会場は済生会熊本病院からタクシーで10分ほどかかります)
住所:熊本市南区出仲間1丁目5-21
電話: 096-370-0555
時間:18時〜20時
会費:5,000円
懇親会申込締切:2019年12月27日(金)17時
担当:木下 史暁
E-mail:fumiaki-kinoshita@saiseikaikumamoto.jp
■託児所について
今回は誠にすみませんが,託児所を準備していません.
■投票,懇親会以外の問い合わせ
下記にご連絡ください
E-mail:takihiro-kamio@saiseikaikumamoto.jp
TEL:096-351-8000(内線2071または8220)
■次回スラコンにつきまして
第374回 2020年3月14日
鹿児島大学大学院医歯学総合研究科 腫瘍学講座病理学分野
谷本 昭英 教授
鹿児島大学大学院医歯学総合研究科 先進治療科学専攻 腫瘍学講座 口腔病理解析学
仙波 伊知郎 教授
- 373-01右肺腫瘍70代 男性大栗伸行-佐藤勇一郎/宮崎大学 構造機能病態学
喫煙歴30本x22年。特に症状はなかったが、近医の定期X線検査で偶然右下肺野に透過性低下を指摘された。CTで右肺下葉S9/10に78x60mm大の気管支透亮像を伴う浸潤影、同S7に23x12mm大の浸潤影が認められた。経気管支生検され腺癌と診断され、右肺下葉切除術が行われた。摘出検体ではS9/10に約80mm大の境界不明瞭で灰白色からやや褐色の結節と、S7に約20mm大の境界不明瞭な粘稠な白色結節が見られた。標本はS9/10の結節の代表的割面です。
- 373-02肺腫瘍46歳 女性小山 雄三/大分大学医学部 診断病理学講座
子宮頸癌 Stage?B(傍大動脈リンパ節転移,左鎖骨上窩リンパ節転移)の精査中,左肺底部に石灰化を伴う20mm大の腫瘤を指摘された。肺腫瘤は頸癌の病巣のようなPET-CTの異常集積は認めず,良性腫瘍と考えられ,経過観察の方針となった。化学放射線治療により頸癌の病巣は治療効果を認めたが,肺腫瘍はやや増大がみられたため,精査目的で肺腫瘍の摘出術が施行された。腫瘍は割面で黄色調を呈していた。配布標本は腫瘍の代表的1枚をお送りしています。
- 373-03縦隔腫瘍65 男性若洲翔/九州大学
The case is a healthy 65-year-old man, who was asymptomatic. At the age of 63 years, chest CT for health checkup incidentally found lobulated cystic mass, 37x20mm in size, at anterior mediastinum. Two years later, follow-up imaging examination was performed. The tumor increased in size to 57x48mm. Enhanced CT showed the cystic wall was enhanced well, but the intracystic content was not. Thymic carcinoma was suspected, so extended thymectomy was performed. The tumor was focally uncircumscribed, and the cut surface was whitish to brownish with hemorrhage.
- 373-04十二指腸粘膜下腫瘍40代 女性丸塚浩助/宮崎県立宮崎病院 病理診断科
1年前,検診目的の上部内視鏡検査で十二指腸下行脚に径1cm弱の隆起性病変を指摘され,当院紹介受診。精査にて十二指腸乳頭と副乳頭との中間付近に,可動性良好の隆起を認め,表面は背景粘膜と同様であった。超音波内視鏡にて第4層を主体とする内部低エコーの境界明瞭な腫瘤で,点状の高エコー像が点在していた。CT/MRIにて膵との連続性は認めず,GISTを疑い,開腹下に腫瘍切除が行われた。配布標本は腫瘍割面で最大径から少しずれています。
- 373-05盲腸腫瘍72 男性原岡誠司/福岡大学筑紫病院 病理部
本演題は第370回スラコン(於長崎)演題370-04の振り替えです。
右側腹部痛を主訴に近医を受診した。経口摂取及び排便に問題は無く、血液生化学検査では腫瘍マーカーも含めて異常値は認めなかった。下部消化管内視鏡検査を施行し、盲腸に約1/2周性の3型腫瘍性病変を認め、生検では中分化腺癌と診断された。当院紹介入院され、腹腔鏡下右半結腸切除術が施行された。腫瘍は大きさ約3cm大の3型進行癌であり、配布標本はその中心部から作製した。 - 373-06肝腫瘍38歳 女性渡辺次郎/福山医療センター(産大2P)
2013年よりC型肝炎で経過観察。2015年ハーボニー治療後HCV陰性化。2018年肝S2に7mm大のSOLを指摘。画像上HCCが疑われ、RFAしようとしたが手前の血管がジャマなため、S2亜区域切除施行。
- 373-07乳房腫瘤バーチャル77歳 男性赤司桃子/久留米大学病理学講座
びまん性大細胞型B細胞リンパ腫で化学療法後、現在CR維持されている。CTで左乳頭下の腫瘤を指摘。5年間で徐々に増大傾向を認め、血液内科より乳腺外科へ紹介受診。細胞診で悪性所見を認めず、腫瘤摘出術が施行された。
- 373-08卵巣腫瘍22歳 女性藤原美奈子/九州医療センター病理診断科
下腹部痛を主訴に近医を受診。腹部超音波検査で下腹部正中に長径15?大の充実部を含む嚢胞性腫瘤を指摘され、MRI検査で左卵巣由来の腫瘍と判明した。血清学的にAFP 1296.3ng/ml, CA125 48.5U/ml, CA19-9 43.9U/ml, CEA 5.7ng/ml, hCG 6.1mlU/mlといずれも上昇していた。当院婦人科にて、腹式左付属器摘出術および大網生検が行われた。明らかなリンパ節転移や遠隔転移なく、腫瘍は多房性嚢胞性病変で、嚢胞内には黄白色調の充実結節を認めた。漿膜側への腫瘍の露出や卵管進展は認めなかった。嚢胞壁と嚢胞内の充実結節を含む部分の標本をお送りしています。
- 373-09右広間膜結節80 代 女性横尾貴保/熊本大学病院病理診断科
未妊未産。2 年前より不正性器出血があったために近医を受診し、子宮内膜細胞診で異常が指摘されたため紹介された。MRI T2 強調画像では子宮体部において 4 x 3 cm 大の低信号を示す占拠性病変が認められ、子宮内膜組織診を施行したところ子宮内膜癌 (Endometrial carcinoma, with focal mucinous differentiation, possibly FIGO Grade-2) であることが確認されたため、単純子宮全摘出術および両側卵巣・卵管切除術が施行された。開腹したところ、大網と右広間膜において播種とみられる結節が認められたため、術中迅速組織診が施行された。配布標本は右広間膜結節の凍結検体のホルマリン固定パラフィン包埋組織から作製されたものです。
- 373-10バーチャル 皮膚病変56 女性片山栞/福岡大学医学部 病理学講座
13年前より胸腺腫、7年前より重症筋無力症で加療中。胸腺腫の胸膜播腫に対し術後化学療法が施行されたが、肺炎を発症したため化学療法は中止となった。躯幹四肢に粟粒大の浸潤性紅斑を認め、薬疹やウイルス性発疹症を疑い精査するも、診断に難渋した。皮疹はさらに全身に拡大し、鱗屑を伴う紅斑となった。初回の皮膚生検では乾癬型薬疹が疑われ、被偽薬の中止とさらなるステロイド内服の増量、ステロイド外用を開始したが症状改善に乏しかった。左前腕の角化性紅斑より再度皮膚生検を施行した。
- 373-11皮膚腫瘍60歳代 男性甲斐敬太/佐賀大学医学部附属病院病理診断科
2年前より背部に腫瘤を自覚していた。腫瘤が増大し、滲出液を伴う様になったため、当院受診。有棘細胞癌や基底細胞癌が疑われ、切除の方針となった。肉眼的には、7×6×2.5cm程の亜有茎性の隆起性病変であった。配布標本は腫瘍の基部に相当します。
- 373-12右示指腫瘍 バーチャル84 男性安富由衣子/琉球大学医学部付属病院
既往としてはCKD、?度房室ブロックを指摘されている方。一か月前からの右示指の腫脹を主訴に前医受診。X線で右示指基節骨にsoap bubble appearance、病的骨折、骨外腫瘤を示唆する軟部陰影の増強を認めた。造影MRIではT1 low、T2 high、Gd high。FDG-PETでは同部位に異常集積を認めたが他部位では明らかではなかった、悪性骨腫瘍が疑われ当院紹介受診。切開生検が施行された。
- 373-13脳腫瘍20代 女性古謝景輔/沖縄県立南部医療センター・こども医療センター 琉球大学病理診断科
小児期より精神発達遅滞、てんかんの既往歴あり。手術の2ヶ月前より頭痛、嘔吐が出現した。症状が徐々に進行したため近医を受診。頭部CT検査、頭部MRI検査で、左後頭葉に6cm大の腫瘍を指摘された。腫瘍は充実性部分および嚢胞部分からなり、充実性部分や嚢胞壁ではMRI-Gd検査で造影効果を認めた。開頭腫瘍摘出術を施行された。標本は摘出された腫瘍本体の一部である。
- 373-14左小脳橋角部腫瘍22歳 男性河野真司/原三信
中国人留学生。5年前に南京の病院で左小脳橋角部腫瘍の手術を受け「脳膜腫」と診断された(これ以上の詳細は不明)。一か月前から頭痛・立ち眩みが生じ、当院を受診し画像検査で同部に径5cmの腫瘍を認め、摘出術がなされた。聴神経との関係はなかった。